早見沙織 コンサートツアー 2019 JUNCTION北海道公演に行ってきた(感想というよりは旅の記録)

さて全然ブログを更新していない。ネタがないとか単にめんどくさいではなく(面倒には面倒なのだが)忙しい。私としては、この時期は新年度ってだけで面倒事がたくさんある。就活だって一番忙しい時期だ。そういうことが予め予見できなかったわけではないが、わざわざ北海道公演に行ってきたので旅の思い出を備忘録的に書いておきたい。

 

まず全国ツアーが決定されたのが2018年8/26日、アニサマでの発表だったかと思う。その後アルバムJUNCTIONの情報とともにツアーの詳細が出た。広島、大阪、北海道、東京の4公演だった。Live Love Loughツアーの時は大阪、千葉、品川だった。この時は千葉と品川に当日券を求めて参加し、どちらもチケットの確保に失敗したが、大阪は当日券が出て空席も割とあったと風のうわさで聞いた。(当日券買う列に並んでいた時に隣の人に聞いた)なので今回も東京公演の確保は比較的難しく、地方は比較的競争率が低く特に大阪広島は距離がそこまで離れていないことも考慮すると、広島または大阪に行こうという寸法になった。

 

どこに行くのが良いのか、広島大阪北海道どれが一番観光したら楽しいかというと個人的には北海道と思った。それに早見さんは北海道行くのは2回目だとおっしゃっていたので、テンションが高いのは北海道なのではないか?と思い至り競争率が未知ではあるが北海道に行くのが一番楽しめると判断した。ざっと調べたところではキャパは広島・JMSアステールプラザ大ホールが1204、大阪国際会議場メインホールが2754、札幌市教育文化会館が1100、東京国際フォーラム ホールAが5012だった。どのくらい入るのかはどれも想像がつかない。

 

ちなみに予算的に広島大阪北海道どれか一つくらいしか行く余裕はなかった。関東在住なので大阪または広島と北海道の交通費はそんなに変わらないはず。(大阪までバスとかなら安いだろうけど体力を使いそうなのでパス)東京公演は近いのでとりあえず軽く申し込むことにして、CD封入の応募券を北海道5枚、東京1枚という具合で申し込んだ。抽選は割と簡単に通り北海道も東京もとれた。北海道は会場が小さいからかは分からないが6列目と割と良い位置が取れた。結果論でしかないが結局どの会場も一般販売がされて、応募券目当てで沢山CDを買う必要はなかったかもしれない。(店舗特典が欲しかったので特に損な気分にはなっていない)ちなみに広島大阪、北海道も当日券が出ていた。当日券の列はそれなりに並んでいた気がするので当日行って確保できたかどうかは分からない。余談だがチケット代は予約8,000円、当日券8,500円となっているがぴあとかで取ると発券手数料で400円くらい、クレジット払いでないと更に200円くらいかかるので座席の良し悪しはともかく値段としては変わらないと思う。

 

移動はできるだけコストを抑えるために成田→新千歳でLCCの飛行機を使った。今回は比較サイトでその日の最安が出ていたvanilla airを利用した。時期によって出発時刻によって値段が異なるが行きが6千いくら、帰りが8千円くらいだった。ANAとかで行くと倍くらいかかるのでかなり助かる。ちなみに最安というのは、本気で最安にしようとした時のプランでvanilla airでは保険加入無し、荷物預かり無し、チケットのキャンセルや変更(時間や行先の変更)に関する返金や代替サービスが一切なしというようなものである。これらはオプションで付けていくと結局ANAとかとあまり変わらなくなってしまう。悪天候でのフライトのキャンセルがあったらどうしようとか遅刻したらどうしようとかは考えないことにしてチケットを取った。そのほかに調べてみて分かったのだがvanilla airは機内持ち込みの手荷物が7kgまでだった。ANAとかは10kgまでらしく、ライブの物販とかお土産を考えるとかなり荷物を減らさなければならなかった。帰りに重さを量ったら7kgをオーバーしていたが空港の人に聞いたら7.9kgまで大丈夫とのことで普通に通してもらった。行きに着てた服とか洗面用具とか捨てる準備はしてあったがその必要はなく安心した。

 

4/13の朝ライブの当日に出発した。住んでるところから羽田はそれなりに距離がある上に、物販に参加することを考えて早めの便を取ったので割と朝は早かった。途中電車が止まっていたりしたが余裕をもっていたので迂回し事なきを得た。羽田空港第2ビル駅からターミナルまでは700mくらい歩くのでそれなりに時間はかかったが駅に着いてから手続きや検査を含めて40分くらいで搭乗口(?)まで行けたので暇だった。警戒していたが特にLCCだからといって特に不満はなく、機内でドリンクのサービスや機内食が有料だったりするくらいだと思う。別に安いんだからそんなところにケチつけたりしない。

 

新千歳はその日15度とかの予報で、関東より暑く感じた。現地の人は腕まくりをしたり半袖を着たりして汗を垂らしてた。札幌までは JRで向かった。特急で40分くらいだ。JR北海道は電車内にゴミ箱が設置されていて驚いた。札幌市教育文化会館に13:30くらいに着いたときには既に50人くらい物販に並んでいただろうか。2年前のツアーで千葉、品川の物販に参加したときには物販開始の8時間前を目安に並んだ。当時は在庫の少なかったモバイルバッテリーやマグカップなどが先頭から20人で売り切れたとか悲劇がありこのくらいしなければ全種類買うことはできなかった。尚このツアーでは物販はチケットを持っている人でないと事前の物販に参加できなかったのでその点は異なる。物販は定刻の14:45開始で15時には僕は買い物を終えた。並ぶのが遅かったので特に期待はしていなかったがグッズは全種類1つずつ買えた。どうやら確保する在庫は増やしたようで安心した。

 

今回の個人的物販オススメは、モバイルバッテリーでベースのモデルはANKER POWER CORE10000。1ポートだが容量も結構あってかなり軽いので持ち運ぶには最適だ。普通にベースモデルはAmazonで買っても3,000円くらいするし、5,000円ならかなり買いだと思う。ただ、「ANKER」の刻印がそのままなのがいただけないのと、「HAYAMI SAORI」の刻印がしっかりとされているので勇気がないと使えない。他にはステンレスボトルもよいと思う。今僕が使っている水筒が安物で口が小さいから氷が入れにくく、保冷性能もイマイチなのでこれに置き換えようと思う。JUNCTIONのモチーフが柄になっているだけなので普通に使っていてもオタバレしなさそうなのも良い。

 

物販を終えて開演の18:00までは弾丸観光である。札幌駅南側は比較的観光名所的なところが多く徒歩でもそれなりに回ることができた。まず札幌市文化会館を出て時計台に向かった。正直なんで有名なのか分からんが名所らしいので一応見てきた。時計台をチラ見して通り過ぎて札幌駅近くのカメラのキタムラに向かった。もはや観光とかではない。中古で面白い品があればと思ったが特に収穫はなかった。その後六花亭の札幌本店に向かい現地でしか食べられないマルセイアイスサンドを食べた。これは値段もかなりお手頃でオススメだ。北海道土産といえば六花亭ということでついでにお土産を少し買った。セイコーマートは北海道の他に首都圏にもいくつか存在するが、一応北海道名物ということでホットシェフで昼食を購入したりソフトカツゲンを飲んだりした。旧北海道庁本庁やその周りの公園は時間があれば回ったかもしれないが時間はないのでチラ見しただけだ。電波塔も時間があれば登ったが大通り公園の前で記念写真を撮って終わり。大通り公園も雪まつりがやっていなければただの公園。芝生に寝転ぶ家族連れや観光客のカップル、ポケモンGOやってる集団でそれなりに人はいるがそれだけだ。路肩には土を被った雪が残っており桜のつぼみも全く膨らんでおらず特に見所はなかった。

 

会場の札幌市教育文化会館大ホールはどこの町にもある普通の文化会館という印象だった。開演すると紗のような幕が現れて映像が映し出されるとともにバンドの演奏が始まった。今回光り物禁止の情報は流れていなかった気がするので、キンブレは一応用意していたが誰も使っていなかったので、この現場はおそらく何もことわりがなくとも光り物禁止になったのであろう。正直細かい曲目は覚えていないが、メトロナイトが素晴らしかった。メトロナイトは独特のリズム感で元から中毒性が高いが早見さんが間奏の際にはキーボードで生演奏を披露するのがこれが堪らなく良いサウンドでこれだけでも来た価値があったと思えた。お召し物もどれも大変美しく私などは筆舌しがたいので映像化された際に確認していただきたい。但し、広島大阪の際のアンコールはライブTシャツをほぼそのままの状態でお召しになっていたらしいが、今回北海道では謎の装飾が施されていた。JUNCTIONのTシャツ(白)をベースに袖が若干短いものになっており、正面のJCNCTIONのロゴの周りはカラフルな謎布?などによって彩られていて一見すると面影は感じられず、JUNCTIONロゴが見え隠れする程度の原型しかなかった。(下のツイートの画像参照のこと)

 

次の東京公演ではどうなるか期待だ。アンコールではバンドはギターの黒田さんのみの演奏でNOTEが演奏されたのも印象深かった。黒田さんは札幌の出身とのこと。個人的に好きなバンドメンバーは角脇さんなのだが前の人の頭で良く見えなかった。

 

ライブが終わった後当日の23:59までにアンケートに答えると会場毎に異なるデジタルブロマイドがもらえるという触れ込みだったが、画像がめちゃくちゃ荒くて萎えた。あと、会場でもらえるビラは全部A4サイズだったのでクリアファイル持ってくべきだった。

 

ここからは完全に日記です。

 

ライブが終わったのは8:40分くらいでした。札幌といえばラーメン、スープカレー

ジンギスカン、海鮮など思いつくところはたくさんあっても、結構どこも早く閉まるようであまり選択肢はなく空いていた店でスープカレーを食べた。適当に入った店ではあったが藍井エイル(?)が来たことある店とか何かでそれなりに有名なところらしく閉店間際だというのにそれなりに人はいた。その後すすき野方面に移動しパフェを食べた。

dailyportalz.jpデイリーポータル情報で札幌では〆にパフェを食べる文化があり専門店もあるということで事前に調べパフェを食べた。夜遅くまで営業しており行きやすいが、それなりに混んでいた。男性客もいるとの情報だったが入店してから出るまで1時間程度、男性客オンリーで来たのは1組だったので男性はやはり肩身が少し狭いかもしれない。幸い5分も待たずに席に通された。おいしかったが深夜にカロリーの高いものをあんなに食べてはいけない。

 

夜は宿泊費を削るためにカプセルホテルに泊まった。見た目はそれなりに新しくアメニティもあり風呂があって一泊、朝食なし3500円なので文句は言えないが、床が汗臭くて靴下が臭くなる。耳栓をして寝たのになぜか15分おきに眼が覚め全然寝られない。肌がかぶれるなど色々問題があったので次からはビジネスホテルにしようと思う。風呂に入って寝るだけとはいえ、さすがに辛かった。

 

全然寝られなかったので次の日は4時頃宿を出て、コンビニでご飯を買いながら観光名所を改めて回り写真を撮った。観光名所とはいえあまり雰囲気の出ない時計台、電波塔、旧道庁なども朝焼けの力を借りれば少しは絵になるかと思いきや別にそんなに良くならなかった。今回の旅ではカメラはただの重りだったかもしれない。靴下は靴を履いてても分かるほど臭く、眠気もすさまじくコンディションは最悪だったが幸いこの日は何も予定はなく、空港に早めに行ってお土産を買い飛行機を待ちながら、空港のテレビで仮面ライダーを見て帰りましたとさ。

耳を大切にする(2)

面倒で全く更新していなかった。今でもオタクしているけど、記事を書く時間もやるきもない。

 

前回耳栓(Crescendo woodwind)を買ったという話だったが、それからかれこれ1年ほど使った。

georgeug.hatenablog.com

あれから大きな音に恐怖を感じるようになり毎日耳栓をポケットにいれて生活している。最初は付属のケースを鞄に吊るして使っていたが蓋が緩んで落としたことがあったのでケースごとポケットに入れることにした。イベントに行くときはもちろん、路上ライブの近くを通りすぎるときや会議室のスピーカーがうるさい時にも使っている。もはや中毒である。耳をふさがれている感はもちろんあるので生の音には程遠いがかなり自然な聞こえと思っている。大きな音がするところは避けるようにしてるのでwoodwind用の-15 dB減衰で足りるかどうかは分からない。今のところ不足を感じたことはない。大きな音は小さく聞こえるし小さい音は聞こえなくなるので人混みや機械の動作音がうるさい時に使うと精神的ストレスが減る気がする。人酔いしやすい人にもおすすめかもしれない。

 

話しかけられれば会話はできるので安心だし、つけていても気づかれることはあまりない。またここ一年くらいで急に左右独立型の完全ワイヤレスイヤホンが普及して使う人が増えたのでイヤホンだと思われているのかもしれない。(公の場で使うときは使う場合は勘違いされないか逆に心配している)イヤホンとかは職場や学校ではやめた方が良いと思う。この前隣の研究室の保管庫が半開きでビープ音がずっとしていたが、その部屋にいたものはすぐ横で作業していたのにイヤホンをしていて呼んでも気づかず、結局僕が閉めに行った。これではビープ音の意味がないし呼んでも気づかないというのも安全上問題がある。そもそもマナーとしてどうなのかという話である。話が逸れたが勘違いされないように予め理由があって耳栓をしていることは断ったほうがいいかもしれない。

 

一年使ったが装着にはまだ手間取る。トリプルキノコは長いしグリップが強くて入れずらい。1段切ってダブルキノコにするとかは失敗が怖くてできない。安いしカスタムIEM用の潤滑剤とかを用意するのはありかと思っている。

WESTONE イヤーピース塗布用潤滑液(14g) WST-OTO-EASE [WSTOTOEASE] :0602353540150:エディオンYahoo!店 - 通販 - Yahoo!ショッピング

 

さて今回の本題になるのだが、Crescendoのホームページを久しぶりに覗いたら新製品が出ていた。(前もあったかもしれないがよく覚えてない)

Situational | 製品紹介 | Crescendo

Work | 製品紹介 | Crescendo

今はWoodwindを使っているがこれは周波数特性がフラットに近いかわりに低減効果が少し弱いかもしれないのでもう一個くらい買ってもいいかと思って調べ始めた。のだが、KORGの日本語ページではmusic, drummer, vocal, woodwindしか周波数特性のグラフしか載ってない。流石にナントカ用って書いてあるだけで買ったりできないので、代理店じゃなくて本国用のページで調べたらデータシートが見つかった。

Situational | Product categories | Crescendo Hearing Protection

(製品の個別ページの中にPDFでおいてある)

 

まあ数字だけ見てもぱっとしないので勝手にグラフにした。(なんでメーカーは用意してくれないんだ)

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周波数と音圧低減効果のグラフ

グラフはデータシートのANSI certification results (U.S. standards)の値を参照して各プロットの間はエクセルに引いてもらった線なので参考程度にしてほしい。横軸は周波数(対数)になっている。縦軸は音圧低減レベルを示したもので上に行くとより強力に音圧を抑えていることになる(と思う)。officeはなぜか周波数特性のデータが無かった。あとswimは単に耳に水が入らないようにするためのものなのか、データシートそのものが置いてなかった。

 

線が沢山あって見づらいのだがwoodwindを基準に見てみるとここにあるのは全部音楽鑑賞という点では向いていなさそうに思える。比較的良さそうなのはPPE20だが、woodwindと比べて平均-5 dBなら正直別にいいかなと思うし、PPE25だと6 kHz以上がかなりカットされるのでボーカルはくぐもって聞こえるだろうしハイハットとかはたぶん聞こえなくなると思う。

 

このグラフよく見ると凡例に出てるものがグラフに見える数より倍くらい多い。数値を比べてみたらstudiumとdance、hevy industryとfireworks、moto, sleep, industry, DIY, gardeningの6つ、それからfly, PPE20, guiter, DJはそれぞれ完全に同じ数値になっている。なんだそれ。値段を調べると少し値段に差があったりするが、色が違ったりするのでカラバリ料だと思っていいと思う。あとやっぱりwoodwindは高い。値段を見るとindustryやflyは同スペックのものと比べると格段に安い。(全く同じ仕様であるかはわからない)騒音対策にindustryを一つ買ってもいいかな見たいな結論になった

 

ライブに行ってきた後日談

ライブに行ったら耳がイカれたという話だったが数日経った今では異常という異常はない。ライブに行った翌日に病院で検査を受けたがそれほど症状は悪くないようだった。やはり音響外傷性難聴とのこと。周波数によっては左右で±10dbほど聴力に違いがあり500-4kHzにかけて全体体に弱くなっていたが、この程度ならすぐ治るだろうし生活に問題が出る程度でもないといわれた。耳鳴りも数日で治まるはずといわれた。実際その日のうちに耳鳴りは治まり聴覚の違和感はなくなった。医者にはあなたは聴覚が弱いし自覚してるならそういうとこ行っちゃダメだと言われた。繰り返せば聴力が戻らなくなるといわれた。ごもっとも。気を付けます。薬も飲んでいるがただのビタミン剤だけで、耳がおかしくなるといつも出される奴だ。ステロイドとかは使ってない。一時はもうダメかと思ったが思うより深刻な事態にはならなかった。

 

さてここからが本題だ。先日注文した耳栓が届いた。CRESCENDO Woodwindだ。

メーカーHP ホーム | Crescendo

内容物はアマゾンのパッケージの画像で見えるのがすべてで耳栓大小1ペアずつとケースの他には説明書が入ってるだけだ。WESTONEは1万でこれは5,000円なのでお買い得だと思って買ったが、たかが耳栓一つに掛ける値段としては普通に高い。ちなみにTwitter検索で調べるとWESTONEのはカラーリングが若干違うだけで作りは一緒だと言っているのを見かけた。性能はメーカーページの通りならおそらく同一であるから明らかにお得である。装着は中々難しくコツがいる。日本人は一般に外耳道が曲がりくねっているらしいからであろう。海外のメーカーでそこまで考えてるとこは少ない。つけてしまえばぴったりはまるので動き回っても取れたりはしなさそうだ。音響フィルタを付けないと真ん中をくり抜いたチョココロネのような形状なので、耳につけても素通りしてしまう。耳栓をした状態でヘッドホンを付けてみる。なかなか悪くないがメーカーページの通り2kHzが減衰のピークでそれ以外の帯域は減衰が少ないのでボーカルとかは少しくぐもって聞こえるかもしれない。まあそれほど気になるというほどでもない。悪くない買い物だった。必要な投資だ。

耳を大切にする

最初の記事を上げてから長い間放置してしまった。忘れていたわけではないのだが、早見沙織デビュー作といわれる『桃華月憚』がどのレンタルビデオショップに行っても見つからず、当初の目標である早見沙織出演作品をWikipediaの上から順に見ていくというのが実行できず身動きが取れないのである。今加入しているAmazon プライムビデオもDアニメストアも配信をしておらず、探した範囲ではTSUTAYAの宅配レンタルでどうやら見られそうというだけである。しかしこのサービス中々高くつく上に会員登録が必要なようでずっと迷っているという状況だ。というわけで今回更新回数も少ないうちに脱線してしまう。

 

昨日9/30覆面系ノイズスペシャルライブに行ってきた。素晴らしいライブであったし、この時のレポートは早めに書かなければと思っている。しかし、少々問題が生じたので事の次第を書くことにする。ライブは渋谷WWWXというところでおこなわれた。客席はオールスタンディングで整理番号順に誘導された。幸い比較的若い番号に当たったので近い場所から見たい。中央は既に人が集中していたので諦め、おそらく高垣彩陽も登壇する関係上、早見沙織は若干上手側に立つことがあるだろうと予想し、私は客席右手寄りのステージから数メートルのところに陣取った。予想通り2人が歌う際には早見沙織は上手に立ち目論見としては成功した。しかし、ライブが終わって数時間しても右耳の耳鳴りが止まらない。ライブ中には多少耳に違和感があったが食事をしても睡眠をとっても治まらない。―音響外傷だ。

 

当然ステージの両脇にはスピーカーが配置されている。スピーカーからは5メートルほど離れていたから問題ないと思っていたが甘かった。音響について思うことは色々あるが、今回得た教訓はとにかく集中方式の音響は後方にまでしっかり音が届けられるようにできているから近づかない方がいいということである。当たり前だ。

 

大きな音を聞いた後、聞こえがおかしくなったときは音響外傷らしい。聞こえの異常はすぐに病院に行かないとならないらしい。以前突発性難聴になった時に医者から聞いた。有毛細胞というのがイカれてしまうらしい。音(振動)を神経の興奮に変換する直接の役割を持つのが有毛細胞でこれは神経細胞らしい。人間の神経というのはなぜか壊れてしまうと回復しない。怪我で神経を切ってしまうと動かなくなったりするのと同じで、聴覚も一度ダメになると元に戻らない。理由は知らないが難聴の類は早期に治療すれば治るらしい。1週間も放っておいてはダメで、できれば症状が出たその日に行くのが良いらしい。突発性難聴を2回経験したが症状が出て数時間で診察を受けたため今もほとんど影響はない。今回も治ると良いが。

 

対策をしておくべきと思った。スピーカーから離れるというのが最も簡単で金もかからないのだが、せっかくなので近くで見たい。耳栓を買うことにした。耳がデリケートなようだし必要とも思っていたのだが、結局金が無くて手を出さずにいた。それがこの始末である。イヤープラグは数年前に存在を知り、いくつかデモで体験させてもらったが低価格帯のものは周波数特性的がフラットにならないので音楽鑑賞には使えないと思っていた。ネットで調べた限りでは、周波数特性が良さそうなのはCRESCENDO Woodwind(実売約5k)とWESTONE TRU16(実売約11k)だ。

音圧低減効果 | Crescendo

高音質インイヤーイヤホン/カスタムイヤホン(IEM)のWESTONE TRUユニバーサルイヤープラグ プロフェッショナル|テックウインド株式会社

値段は倍ほど違うが、この二つ周波数特性はあまり変わらない気がする。表示域外の特性は不明だが、おおむねフラットで減衰のピークが2kHzくらいにあり8kHz付近で再び減衰が大きくなっていく曲線だ。というか見た目も構造も同じだしOEMじゃないのか?ということでCRESCENDO Woodwindを買うことにした。サイズ違いもついてくるし安いしこっちのがお得だ。WESTONEのフィルター単体(8k)よりもこちらの本体込みのが安い。

 

大音量から身を守ることが大切。WESTONEのブランド料?……と思ったのであった。

早見沙織出演アニメについて[第1回]

せっかく早見沙織出演作品を色々と見るのだから、所見を書いていこうということだ。

記念すべき第1回目に何を見るかは既に決まっていた。
早見沙織のデビューは2007年でテレビアニメの『桃華月憚』の川壁桃華であるのだが、

Wikipediaの早見沙織の出演作品の項目、テレビアニメの欄に一番最初に書かれている作品は『CLANNAD-クラナド-』の女子生徒役となっている。実際に放送されたのは『CLANNAD』が10月、『桃華月憚』が4月に放送開始であるからこの表記の順番は時系列とは合致しないが、これはあいうえお順に列記されているためで、これからもWikipediaを参照していくことを考えて上から順番に見ていった方がわかりやすいと考えただけである。特にそれ以上の意味はない。


CLANNAD』についてだが、言わずと知れた名作と呼ばれるヤツである。『Kanon』、『Air』と続くKeyの恋愛アドベンチャー三作目で発売は2004年4月28日である。どの作品も有名ではあるが、自分はいわゆるギャルゲー、エロゲーといわれる作品に疎くプレイしたことはないし、見たこともなかった。そもそも放送された2007年当時はまだ小学生で、そういった類のジャンルにはまだ興味はなかっただろう。そんな状況だったが中高に上がってからは『Kanon』、『Air』、『CLANNAD』といえば
よく耳にするタイトルで、BSやCSで再放送もしていたと思うし同級生にはそれらのプレイヤーもいた。「クラナドは人生」という言葉も友達に聞いたが、個人的には特に思うところはなく単に有名な作品という認識だった。


実はこの作品の第1期の22話(+番外編2話)をすべて見たのだが、早見沙織の出演は1話のみであった。出演していたのは女子生徒役で第1話の12分20秒から13分15秒くらいまでで台詞は「すっごく強いんです!下手に出ていくとかえって邪魔になりますよ?」、「カッコイイー!フフッ!」の2つだ。聞き取りにくくキャラも画面には出てこないので断定はできないが14分50あたりの「やっぱりつよーい」もしくは「カッコイイー」のどちらかもそうかもしれない。いずれもキャピキャピとしたかわいらしい女の子という印象を受ける演技だ。最近の作品しか知らない僕としては、今とは若干発声が違う気もするという程度の違和感はある。(そこになんかちょっと萌える。)

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↑右の半そでで髪の長い女子生徒役が早見沙織である。出番はここだけだ。


本当に出番はこれだけである。番外編も全て通して見てエンディングのテロップも完全に抑えたが全く出演はなかった。After story(2期)はそもそも出演しているという情報がない。早見沙織目当てなら見る意味はほとんど無かったといえる……

以下は『CLANNAD』アニメの感想でネタバレを含んでいる。
CLANNAD』はゲームの製作が2004年であるからかキャラクターのデザインや全体的なグラフィックが2016年現在ではやや古臭いように思えるが特に苦痛に思うレベルではないし、作画も安定している。おそらく登場する女性キャラクターは多くが攻略対象となるのだろうがアニメ第1期の本編では古河渚とのストーリーが中心となっている。正直なところアニメとしてのデキはそこまで良いとは感じられない。ゲームでは良くあることだとは思うがアニメでみると場面の転換が多く不自然な流れに感じるしテンポが悪いと思う箇所もある。22話の編成にしたときに1つ1つの話にわかりやすいヤマがないというのも見ていて退屈してしまうことがある。また、古河渚以外のキャラクターとのストーリーは場合によっては話の本筋とは全く関係なくなってしまい、一之瀬ことみや坂上智代のくだりなど蛇足ととれる部分もある。ただしそれらのストーリーの中でも古河と岡崎の関係が少しずつ変化していくという点で全く不必要とも言えないのだが、そのあたりを考慮してもあくまでゲームとしての筋書きから脱出できていないと思う。そして最も目立った短所といえば本編では主人公の成長や努力が特に見られないところだと思う。演劇部を復活させるという活動はしてみせたもののあくまでも手伝いをするという程度の活躍といえ、仲違いをしていた父親との関係に決着がつくわけでもなく、遅刻とサボり癖も治っていないように思える。家族との関係というのがひとつのテーマであり、終盤の古河家の物語は、序盤から丁寧に打たれた布石を土台にして盛り上がる大きな見せ場となっているが、その反面主人公である岡崎の親子関係が変化せず幕引きとなっているのでモヤモヤとする。また、アバンにたびたび入る謎の僕の声(エンディングのテロップの表記から)と少女の描写についても説明があまりなく理解に至らないためしこりを残している。(もっとも2期を見れば感想は変わるのかもしれない。父親との関係や謎の少女のあたりなど。)

残念ながら僕の見方としてはアニメを見ただけだとクラナドは人生などとは到底言えそうにない。

開設にあたって

自己紹介をしましょう。私は早見沙織という声優が好きなただのオタクです。

そしてこのブログは主に早見沙織さんについての情報を書きこむ場とします。

個人的な備忘録的なものとして書いていきますが、それだけでは公開する意味が無いので、見ている人からは早見沙織という声優が一人のオタクから見てどんな風に見えてどう感じたかが分かるようなブログにしたいと思っています。

 

ブログはある時点での個人の意見が比較的長い間、誰もがアクセスできる公共の空間にさらされています。少なくとも今から10年前の誰かのブログの記事などもそれが有名人でなくても容易に見つけることができる。

こうした個人の意見は何かの公式サイトや某Wikipediaなどにはない主観的な情報が得られるという点で私にとって大変有用だと思っています。歴史の長いものを途中で好きになったときには情報を集めるのに苦労すると思います。例えば「このアニメは面白いんだろうか」、「このCDはどのくらい買う価値があるのだろか」などと。公式サイトやWikipediaなどの情報はそういうモグリにはあまり有用性がないと感じる。

 

私にもそういう経験があり、そのときに役に立ったのがあるブログで、その人の個人的な意見やその人が感じた当時の流行りや現代においての価値などが書いてあって大変な感動を覚えた。このブログも少しでも誰かの役に立てば良いと思っています。

 

ここまで書いて大きな風呂敷を広げてしまったと我ながら思っていますが、これは所詮早見沙織大好きオタクの備忘録です。