耳を大切にする

最初の記事を上げてから長い間放置してしまった。忘れていたわけではないのだが、早見沙織デビュー作といわれる『桃華月憚』がどのレンタルビデオショップに行っても見つからず、当初の目標である早見沙織出演作品をWikipediaの上から順に見ていくというのが実行できず身動きが取れないのである。今加入しているAmazon プライムビデオもDアニメストアも配信をしておらず、探した範囲ではTSUTAYAの宅配レンタルでどうやら見られそうというだけである。しかしこのサービス中々高くつく上に会員登録が必要なようでずっと迷っているという状況だ。というわけで今回更新回数も少ないうちに脱線してしまう。

 

昨日9/30覆面系ノイズスペシャルライブに行ってきた。素晴らしいライブであったし、この時のレポートは早めに書かなければと思っている。しかし、少々問題が生じたので事の次第を書くことにする。ライブは渋谷WWWXというところでおこなわれた。客席はオールスタンディングで整理番号順に誘導された。幸い比較的若い番号に当たったので近い場所から見たい。中央は既に人が集中していたので諦め、おそらく高垣彩陽も登壇する関係上、早見沙織は若干上手側に立つことがあるだろうと予想し、私は客席右手寄りのステージから数メートルのところに陣取った。予想通り2人が歌う際には早見沙織は上手に立ち目論見としては成功した。しかし、ライブが終わって数時間しても右耳の耳鳴りが止まらない。ライブ中には多少耳に違和感があったが食事をしても睡眠をとっても治まらない。―音響外傷だ。

 

当然ステージの両脇にはスピーカーが配置されている。スピーカーからは5メートルほど離れていたから問題ないと思っていたが甘かった。音響について思うことは色々あるが、今回得た教訓はとにかく集中方式の音響は後方にまでしっかり音が届けられるようにできているから近づかない方がいいということである。当たり前だ。

 

大きな音を聞いた後、聞こえがおかしくなったときは音響外傷らしい。聞こえの異常はすぐに病院に行かないとならないらしい。以前突発性難聴になった時に医者から聞いた。有毛細胞というのがイカれてしまうらしい。音(振動)を神経の興奮に変換する直接の役割を持つのが有毛細胞でこれは神経細胞らしい。人間の神経というのはなぜか壊れてしまうと回復しない。怪我で神経を切ってしまうと動かなくなったりするのと同じで、聴覚も一度ダメになると元に戻らない。理由は知らないが難聴の類は早期に治療すれば治るらしい。1週間も放っておいてはダメで、できれば症状が出たその日に行くのが良いらしい。突発性難聴を2回経験したが症状が出て数時間で診察を受けたため今もほとんど影響はない。今回も治ると良いが。

 

対策をしておくべきと思った。スピーカーから離れるというのが最も簡単で金もかからないのだが、せっかくなので近くで見たい。耳栓を買うことにした。耳がデリケートなようだし必要とも思っていたのだが、結局金が無くて手を出さずにいた。それがこの始末である。イヤープラグは数年前に存在を知り、いくつかデモで体験させてもらったが低価格帯のものは周波数特性的がフラットにならないので音楽鑑賞には使えないと思っていた。ネットで調べた限りでは、周波数特性が良さそうなのはCRESCENDO Woodwind(実売約5k)とWESTONE TRU16(実売約11k)だ。

音圧低減効果 | Crescendo

高音質インイヤーイヤホン/カスタムイヤホン(IEM)のWESTONE TRUユニバーサルイヤープラグ プロフェッショナル|テックウインド株式会社

値段は倍ほど違うが、この二つ周波数特性はあまり変わらない気がする。表示域外の特性は不明だが、おおむねフラットで減衰のピークが2kHzくらいにあり8kHz付近で再び減衰が大きくなっていく曲線だ。というか見た目も構造も同じだしOEMじゃないのか?ということでCRESCENDO Woodwindを買うことにした。サイズ違いもついてくるし安いしこっちのがお得だ。WESTONEのフィルター単体(8k)よりもこちらの本体込みのが安い。

 

大音量から身を守ることが大切。WESTONEのブランド料?……と思ったのであった。