耳を大切にする(2)

面倒で全く更新していなかった。今でもオタクしているけど、記事を書く時間もやるきもない。

 

前回耳栓(Crescendo woodwind)を買ったという話だったが、それからかれこれ1年ほど使った。

georgeug.hatenablog.com

あれから大きな音に恐怖を感じるようになり毎日耳栓をポケットにいれて生活している。最初は付属のケースを鞄に吊るして使っていたが蓋が緩んで落としたことがあったのでケースごとポケットに入れることにした。イベントに行くときはもちろん、路上ライブの近くを通りすぎるときや会議室のスピーカーがうるさい時にも使っている。もはや中毒である。耳をふさがれている感はもちろんあるので生の音には程遠いがかなり自然な聞こえと思っている。大きな音がするところは避けるようにしてるのでwoodwind用の-15 dB減衰で足りるかどうかは分からない。今のところ不足を感じたことはない。大きな音は小さく聞こえるし小さい音は聞こえなくなるので人混みや機械の動作音がうるさい時に使うと精神的ストレスが減る気がする。人酔いしやすい人にもおすすめかもしれない。

 

話しかけられれば会話はできるので安心だし、つけていても気づかれることはあまりない。またここ一年くらいで急に左右独立型の完全ワイヤレスイヤホンが普及して使う人が増えたのでイヤホンだと思われているのかもしれない。(公の場で使うときは使う場合は勘違いされないか逆に心配している)イヤホンとかは職場や学校ではやめた方が良いと思う。この前隣の研究室の保管庫が半開きでビープ音がずっとしていたが、その部屋にいたものはすぐ横で作業していたのにイヤホンをしていて呼んでも気づかず、結局僕が閉めに行った。これではビープ音の意味がないし呼んでも気づかないというのも安全上問題がある。そもそもマナーとしてどうなのかという話である。話が逸れたが勘違いされないように予め理由があって耳栓をしていることは断ったほうがいいかもしれない。

 

一年使ったが装着にはまだ手間取る。トリプルキノコは長いしグリップが強くて入れずらい。1段切ってダブルキノコにするとかは失敗が怖くてできない。安いしカスタムIEM用の潤滑剤とかを用意するのはありかと思っている。

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さて今回の本題になるのだが、Crescendoのホームページを久しぶりに覗いたら新製品が出ていた。(前もあったかもしれないがよく覚えてない)

Situational | 製品紹介 | Crescendo

Work | 製品紹介 | Crescendo

今はWoodwindを使っているがこれは周波数特性がフラットに近いかわりに低減効果が少し弱いかもしれないのでもう一個くらい買ってもいいかと思って調べ始めた。のだが、KORGの日本語ページではmusic, drummer, vocal, woodwindしか周波数特性のグラフしか載ってない。流石にナントカ用って書いてあるだけで買ったりできないので、代理店じゃなくて本国用のページで調べたらデータシートが見つかった。

Situational | Product categories | Crescendo Hearing Protection

(製品の個別ページの中にPDFでおいてある)

 

まあ数字だけ見てもぱっとしないので勝手にグラフにした。(なんでメーカーは用意してくれないんだ)

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周波数と音圧低減効果のグラフ

グラフはデータシートのANSI certification results (U.S. standards)の値を参照して各プロットの間はエクセルに引いてもらった線なので参考程度にしてほしい。横軸は周波数(対数)になっている。縦軸は音圧低減レベルを示したもので上に行くとより強力に音圧を抑えていることになる(と思う)。officeはなぜか周波数特性のデータが無かった。あとswimは単に耳に水が入らないようにするためのものなのか、データシートそのものが置いてなかった。

 

線が沢山あって見づらいのだがwoodwindを基準に見てみるとここにあるのは全部音楽鑑賞という点では向いていなさそうに思える。比較的良さそうなのはPPE20だが、woodwindと比べて平均-5 dBなら正直別にいいかなと思うし、PPE25だと6 kHz以上がかなりカットされるのでボーカルはくぐもって聞こえるだろうしハイハットとかはたぶん聞こえなくなると思う。

 

このグラフよく見ると凡例に出てるものがグラフに見える数より倍くらい多い。数値を比べてみたらstudiumとdance、hevy industryとfireworks、moto, sleep, industry, DIY, gardeningの6つ、それからfly, PPE20, guiter, DJはそれぞれ完全に同じ数値になっている。なんだそれ。値段を調べると少し値段に差があったりするが、色が違ったりするのでカラバリ料だと思っていいと思う。あとやっぱりwoodwindは高い。値段を見るとindustryやflyは同スペックのものと比べると格段に安い。(全く同じ仕様であるかはわからない)騒音対策にindustryを一つ買ってもいいかな見たいな結論になった